再び注目だ。サムスンが第1四半期のガイダンスを発表した。どうも思わしくないようだ。

サムスンは第1四半期の売上高を51〜53兆ウォン(約5兆〜5兆2000億円)と予測しており、これは1年前と比べて約15%の減少となる。同社は2018年第1四半期に約1兆5000億円の記録的な営業利益を上げた。しかし今回は前年同期比で営業利益が60%減少すると予測している。ブルームバーグによると、同社にとってこの4年間で最悪の不振になるだろうとみられる。

記録的な年に続くのはもちろん簡単なことではないが、2019年第1四半期の営業利益の予測は6兆1000億〜6兆3000億ウォン(約6000億〜6200億円)で、これは前四半期から43%の大幅な減少となる。サムスンの株主にとっては心配が募るだろう。

同社のガイダンスでは予測の詳細には触れていないが、昨年、コンシューマー向け携帯電話ビジネスとメモリチップ市場での成功から得た記録的な利益からは大幅にダウンしている。好調が続かない兆候はたくさんあった。

サムスン自身が、2018年第1四半期のめざましい成果をあまり高く評価せず、今後に向けてさまざまな警告を発していた。私の同僚のBrian Heaterはそのときのサムスンの発表で、同社のディスプレパネル事業に関する懸念とスマートフォン業界全体の成長の鈍化に起因して、「成長の鈍化」という言葉が7回も現れたことを指摘していた

アナリストの分析にあるように、人々はさまざまな理由から携帯電話を買わなくなっている。このことが、アップルが最もハイエンドのモデルで10万円を超えるようなマルチデバイスのアプローチを採っていることの説明のひとつだ。成長が鈍化すれば最も忠誠心の高い顧客からより多くの売上を獲得する必要があり、従って全体的な平均販売価格を上げる必要がある。

サムスンはミドルレンジの市場で、シャオミ、Oppo(オッポ)、ファーウェイといった中国企業と長い間厳しい勝負をしてきたが、ハイエンドのアプローチにシフトするのかどうかは興味深い。

今月後半の第1四半期の決算発表が注目される。

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(翻訳:Kaori Koyama)

TechCrunch Japan

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