パリの裁判所は、Airbnbを相手取ったパリ市の訴えを棄却したとLe Monde(ル・モンド)紙が報じた。2月にパリ市は1010軒の無登録物件についてAirbnbに対し訴えを起こしていた。市長室によると、Airbnbはパリの規則を遵守していなかった。

パリ市は、パリの住宅マーケットへのAirbnbの影響を抑制しようと努めてきた。パリは世界中で最もAirbnbの宿が展開されている都市の一つだ。数年前、多くの人が従来のやり方でアパートの部屋を貸し出すのをやめ、代わりにAirbnbで貸すようになった。その結果、パリの一部の平均賃貸料金は上昇した。

パリ市長Anne Hidalgo氏はAirbnbをすべて禁止したくはなかった。その代わりに市側は、貸主がアパートの部屋を何日間Airbnbのリストに載せて貸し出しているか市が追跡できるよう、貸主にID番号を取得するよう呼びかけた。規則では年間120日以上部屋を貸し出すことはできない。

しかしリストに掲載されている多くの物件はID番号を取得していない。市長室はこうした事態に対応していないAirbnbにも責任があるとして注意を促していた。

しかし裁判所は、ID番号のないこうしたアパートがいつもAirbnbで利用可能であることを示すのにスクリーンショットは十分な証拠となはならないと指摘した。こうしたアパートのいくつかは、年間の利用可能日が120日より少ないと考えられる。

係争は終わっておらず、今回は略式判決にすぎない。しかし、訴訟はAirbnbに是正を促すのに十分ではないようだ。

イメージクレジット: Thomas Trutschel

原文へ 翻訳:Mizoguchi)

TechCrunch Japan

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